アルコール問題支援事業所　アルプスセンター

アルプスセンターの金曜午後のプログラムはヨガである。

ヨガの時間、アルプスセンター内が手狭になって、一年ほど前から若狭公民館の畳の部屋を借りて使わせてもらっている。

アルプスのヨガはオープンして半年目からずっと続いてる人気のプログラムで、インストラクターの先生は玉城由希乃さんという、美しい先生である。

ヨガというと難しいポーズをしたり、身体を思いっきり曲げ伸ばしたり、難易度高めなイメージもあるけれど、由希乃先生のヨガは基本的には難しいことはひとつもない。

難しいことはなくて楽チンかといったらそんなことはない。

関節を組み合わせて筋肉を伸ばして呼吸、ストレッチと自重トレーニングが混ざったようなことをするんだけど、自分の身体だけでここまで負荷をかけたキツイことができるのかと、キツさと意外さの両方でびっくりする。

「つま先立てて両手は胸の脇、顔を上げてー.......」

由希乃先生は同じポーズを可愛い声で涼しげに指示するけれど、利用者の仲間たちはゼエゼエしながらやってたりすることもある。

そういうこともあるけれど、実はヨガの時間はもっとも居眠り率が高い時間でもある。

ヨガの時間は最初足の裏をほぐしたり、リンパを触って流したりから始まり、ちょっとしたストレッチもして、こまめな休みをはさみながら進んでいく。

この休みが『くつろぎのポーズ』というんだけど、ヨガマットに仰向けに横たわり両足肩幅、手の甲は下に向け、ヨガの呼吸の鼻から吸って鼻から吐くをする。だいたい眠ってしまうのはこのときだ。

ちゃんと夜寝てる仲間も不眠症の仲間も、眠っちゃったことがない人はいないんじゃないだろうか。

身体をほぐし仲間と一緒の空間で、畳の香りのする部屋のなか呼吸を整える。

由希乃先生の声もとっても耳心地がよい。

始まって2分で眠っちゃったり、最前列の二人がそろって寝てたり、リラックスできてるからではあるものの、いちおうこの場を借りてお詫びしますね！

由希乃先生しょっちゅう寝ちゃってごめんなさーい！！

アルプスに来てくれる講師の先生みんなに言えることなんだけど、ちょっとした暮らしのアイデアや回復のヒントになることを、やはり由希乃先生もたくさん持っている。なぜかアルプスに来てくれる講師の先生は多才だ。

普段はエアロビクスのインストラクターや、パーソナルトレーナーもしている由希乃先生。要するにアスリートである。

なので身体や栄養のことには特化して詳しい。


今アルプスの仲間たちのあいだで静かなブームなのが、枕元に塩を置くというものだ。

塩には魔除けや浄化の効果やマイナスイオンが、、などとは言われているけど、なるほど、アルプスの仲間たち、心や身体にいいことがほんとに好きなんだなあ。笑

このことはヨガの先生らしいことなのか、沖縄の人らしいことなのか。笑

由希乃先生がどんな人かと聞かれたら、まずまあアルプスの仲間の全員が「可愛い♡」と答えるだろう。笑

最後は由希乃先生のやっているSNSのハッシュタグを載せてみますね。どういう女性なのかもうちょっと分かるかもです。

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由希乃先生、これからもよろしくお願いしまーす！！

< 文章&写真 利用者 依存症のハル >