この日のアクティビティはSUP

アルプスセンター

2017年09月06日 14:13

アルプスセンターのアクティビティ。夏のあいだは海に行こうとなることが多い。
外に出て陸は暑いし、皆さんやっぱり海が好きだからね。

八月も終盤の三十日。この日のアクティビティはSUP。

アルプスでお昼ご飯を食べてから出発した。
糸満の穴場の海に向かう。

ちょっとさかのぼって、この日のアルプスセンターの朝での話。
前原君に続き、ふたたび精神保健福祉士の実習生さんがきた。その時のこと。


朝、仲間たちがやってきて、午前のプログラムが始まるちょっと前、少しずつ活気が出てくる時間。アルプスセンター二階入口に若い女性が現れたと思ったら・・・

「初めまして実習生の新垣七海です!!よろしくお願いします!!!」

前置きとかスタッフの紹介とかなしに、突然現れて大きな声で挨拶と自己紹介。いきなりの女の子だ。

というわけで新垣さん、九月二十日までアルプスの仲間と一緒に過ごす。よろしくお願いします!

新垣さん、この日SUPには同行せずアルプセンター施設長のアルコール依存症についての講演に同行する。


朝から晴れていた空はお昼から少し曇りはじめ、出発前には雨が落ちてきた。

アルプスを出て若狭から沈埋トンネルに差し掛かるころにはけっこうな大雨になる。
普段の行い、心がけ.....、そういうことを考えないでもない。

海に着く。
潮と風を見て場所移動もありえたんだけど、それなりに穏やかな海。
風は少々あるものの雨はいつの間にかやんでいる。ここに決定して準備をする。

SUPは初めてで泳ぐのが苦手な新しくきた仲間に、スタッフの支倉さんと利用者でライフジャケットを着せる。

ボードやサングラスを使って夏らしい写真を撮ってる仲間もいる。

アルプスセンターの利用 一年目、二年目の仲間。三年目に入る仲間もいて、それぞれが海とSUPを楽しんでいる。
海の水はまったく冷たくない。去年から台風が一回も来てない沖縄本島。水温に影響は出ているのかもしれない。


個人的に、素敵に感じたこの日の様子をちょっとだけ書きます。


2枚のボードを仲間同士で上手に配慮しあっていた。

何度目かのSUPになる仲間は随分と上達している。

それぞれのタイミングで海に入り、疲れてきたら海からあがっていた。

そんななか、新しくきた仲間を大切にしてる場面がいくつもあった。


なんでもないちょっとしたことばかりではあるんだけど、しっかりと心と身体の回復を感じました。


仲間たちが海から上がりはじめるとふたたび雨が落ちてくる。それがもの凄い大雨になる。

五月に還暦を迎えたスタッフの安座間さんとある若き利用者の二人だけが、突然降りだした大雨の中でも夢中になって海でSUPをやり続けている。
安座間さんは本日のメンバーでは最年長である。

その後、いい時間になったので全員海から上がりポリタンクの水を浴びる。

用意してくれたのはスタッフの支倉さん。
さりげなく海では利用者を見守ってくれていたようだ。

着替えや準備、後片付けのあいだは雨に降られることもなく過ごすことができた。海でSUPをしてるときもだ。
遠くの海に陽が射し、そこが部分的にエメラルドグリーンになっている。悪くない天気だったんじゃないかな。

終盤、安座間さんプラス1名は大雨の中にいたけれど 「雨なんか海にいるのに関係ない!」とは安座間さんの言葉。まあ、それはそうですよね!

海で遊んだ心地好い疲労の中、東屋の下でしばしの休息をする。
元気いっぱいの安座間さんはねこと遊んでいるw


帰りの車中の会話で、天気については「普段の行いかな」ということになった。そう思って良いかな。

うん。我々ってけっこうがんばってる!
少しずつでも自信をつけていこう!

それでは、今日も一日がんばりましょう!!

文章&写真:利用者 依存症のハル