ある日のアルプスセンター。

アルプスセンター

2017年10月16日 14:26

ある日のアルプスセンター。


写真の説明になるんだけど、1枚目左にいる仲間はミシンで鍋つかみを作ってる。
バイアスとかカッコいい単語を使って講師の先生と会話をしている。
ちなみに講師の先生は多彩な女子の青木さん。

右にいる仲間。携帯をいじってる。なにをしてるかはもちろん不明。

お次は見ての通り三線を弾いている。

そういうわたしは写真をこうして撮っている。

ある日の火曜日午後の創作活動のときのひとコマである。

とまあ、アルプスセンターは自由である。



プログラムに積極的に参加することは大切なこと。

場合によっては、多少無理をしてでも参加することが大切なときもある。

自分がキツいときちゃんと休むのも同じくらい、ときにはそれ以上に大切なこと。
無理はしないこと、無理のしすぎはダメ、絶対である。

自分のペースでやることも大切で、仲間たちとの協調性を持つのも大切。

そして重要なのは、なんといっっても仲間と一緒にいることである。


あと、優先順位をしっかり見極めること。


それでこれって一般的に難しいことなのかな?


キツいときには休む。
自分のペースで。
協調性。配慮。
優先順位。

「第一にことは第一に」

そんな格言もあるんだけど、書いてて思った。

第一のことは第一にってめっちゃ当たり前だよな。
キツかったら休むってフツーでしょ。

実は依存症の仲間たち、これらが難しく、ときにはできない。
解ってて もできない。解らないなんてこともある。

こういうところをアルプスセンターで学んでる。
訓練しているという言いかたをしたりする。

アルプスでは無理をしてたら仲間たちが無理しないように言ってくれる。
一人で淋しくしてたら、仲間と一緒にいようと勧めてくれる。

スタッフさんのこの辺の見極めとアドバイスはかなり的確で、利用者同士では言いづらいことも言って教えてくれる。ありがたいことである。

社会のミニチュアだと教えてもらった。

依存症になると社会からだいぶ離れてしまう。
これはもう今はどうしようもない。
そういう病気になってしまったのだから。

病気の症状が強いうちは、いわゆる普通に社会にいることがどうしても難しい。

そのリハビリをアルプスでしている。
生活を立て直す訓練をして、社会復帰の準備、訓練をする。
目標を作って目指す。その場所なんだと思う。
行き場所がない仲間たちの居場所である。

依存が止まっても居場所がないのはよくあること。
やってきたことを振り返れば。。


いずれ社会復帰をしてもやっぱり仲間とは一緒にいるべきである。
それは間違いないことだとアルプスにいると分かってくる。

そんな仲間たちの居場所を作ってくれたアルプスセンターには感謝です。

ありがとうございます!!


アルプスには卒業があるから、その後の居場所は自助グループである。
ここには一生涯いられる。

このお話はいつか書きたいし、書いてもらいたい仲間もいます。


それでは今日も一日、第一のことを第一にで!

朝夕涼しくなってきた沖縄。
季節の変わり目、体調管理もしっかりと!

それもアルプスで訓練中なんですよ。笑

< 文章&写真 利用者 依存症のハル >